iPhone SEは、価格を抑えた選びやすいモデルとして長く支持されてきました。買い替えで手元に残っている、家族が使っていたものが引き出しに眠っている、という方も多いのではないでしょうか。
ただ、いざ売ろうとすると「これは第何世代なのか分からない」という壁にぶつかります。第2世代と第3世代は見た目がほとんど同じで、外観だけでは判断がつきにくいためです。申し込みフォームで世代を選べずに手が止まってしまうケースもあります。
この記事では、iPhone SEの各世代の見分け方を具体的な手順で示したうえで、買取に出すときに気をつけたい点を編集部の視点で整理します。世代を正しく把握できれば、査定の見積もりと実際の金額のずれも小さくなります。
iPhone SEというモデルの位置づけ
iPhone SEは、同時期の上位モデルより手に取りやすい価格で提供されてきたシリーズです。本体のデザインは過去のモデルを踏襲し、内部の性能は当時の新しい世代に近いものを載せる、という組み立てが特徴でした。
そのため中古市場でも、購入時の価格が控えめだったぶん、買取金額も同世代の標準モデルより落ち着いた水準になりやすい傾向があります。一方で、片手で扱いやすい大きさ、ホームボタンとTouch IDを備えている点を理由に選ぶ人が一定数おり、需要そのものは続いています。
シリーズ全体の値の付き方についてはiPhoneシリーズ別の買取傾向で整理しています。SEがどのあたりに位置するのかを合わせて確認しておくと、判断しやすくなります。
第1世代から第3世代の見分け方
まずは外観と対応する通信方式から絞り込みます。三つの世代の違いを整理すると次のとおりです。
| 項目 | 第1世代 | 第2世代 | 第3世代 |
|---|---|---|---|
| 発売年 | 2016年 | 2020年 | 2022年 |
| 画面サイズ | 4インチ | 4.7インチ | 4.7インチ |
| 本体の形 | 側面が平らで角張った形 | 側面に丸みがある形 | 側面に丸みがある形 |
| ホームボタンとTouch ID | あり | あり | あり |
| イヤホンジャック | あり | なし | なし |
| 5G対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
第1世代は画面が小さく、本体の側面が平らで角張っているため、他の二つとはすぐ区別できます。上部または底面にイヤホンジャックがあるかどうかも分かりやすい手がかりです。
第2世代と第3世代を確実に見分ける方法
この二つは外観がほぼ同じなので、本体の情報から判断します。設定アプリを開き、一般、情報と進むと、モデル名やモデル番号が表示されます。ここに表示されるアルファベットのAから始まる番号が世代ごとに異なるため、Appleの公式サイトで番号を照合すれば確実です。
もうひとつ分かりやすいのが5G対応の有無です。第3世代は5Gに対応しており、設定アプリのモバイル通信から通信のオプションへ進むと、音声通話とデータの項目に5Gに関する選択肢が表示されます。この項目が無く4Gまでしか選べない場合は、第2世代と考えられます。
購入時期の記録が残っていれば、それも手がかりになります。2020年から2021年に購入したものは第2世代、2022年以降に購入したものは第3世代である可能性が高くなります。
世代が分かったら、売り先の条件を比べてみましょう
比較ページでは、iPhoneの査定の進み方や申し込みの流れ、宅配と店頭の違いを一覧で整理しています。手元の端末に合うサービスを探す参考にしてください。
世代ごとの買取での扱われ方
第1世代は発売から年数が経っており、新しいiOSの更新対象からも外れています。そのため買取価格は控えめになりやすく、サービスによっては受け付けの対象外とされることもあります。古い端末の扱いについては古いスマホの買取で解説しています。
第2世代は流通量が多く、中古市場での取引も安定しています。4G通信までの対応となる点が今後の需要に影響する可能性はありますが、日常利用には十分という評価から一定の需要が続いています。
第3世代は5Gに対応しており、SEシリーズの中では最も新しい世代にあたります。三つの中では相対的に評価されやすい位置にありますが、上位モデルと比べると金額の水準は控えめです。実際の金額は時期や在庫状況で動くため、複数のサービスで見積もりを取って比べるのが確実です。相場の考え方はiPhoneの買取相場でまとめています。
SEを売るときに気をつけたいこと
SEシリーズは長く使われることが多く、そのぶんバッテリーの消耗が進んでいるケースが目立ちます。設定アプリのバッテリー、バッテリーの状態と充電から最大容量の数値を確認しておきましょう。この数値は査定で見られる項目のひとつです。詳しくはバッテリー劣化と査定をご覧ください。
ホームボタンとTouch IDが正常に動作するかも確かめておきます。指紋認証が反応しない、ボタンの押し込みが効かないといった不具合があると、状態の評価に影響します。申し込み時には、こうした点も正直に申告してください。
また、非正規の店舗で画面やバッテリーを交換した履歴があると、扱いが変わることがあります。修理歴の有無は査定の申告項目に含まれていることが多いため、心当たりがある場合は事前に伝えておくと、査定後のやり取りがスムーズです。
容量と付属品の確認
SEシリーズは容量の選択肢が限られており、最小容量のモデルを選んだ方も多いはずです。容量は査定の基準額に関わるため、設定アプリの一般、情報から正確に控えておきましょう。申し込みフォームで容量を取り違えると、査定後に金額が変わる原因になります。
付属品については、箱や純正ケーブルが残っていれば添えられるようにしておくと、状態の評価にプラスに働くことがあります。ただし本体の状態ほど大きな影響はないため、見つからない場合でも本体だけで申し込んで問題ありません。金額の水準が控えめなモデルほど、送料や手数料の条件も結果に効いてきます。申し込み前に、送料や査定料、返送時の費用がどう設定されているかを確認しておくと安心です。
売却前に済ませておく手順
- 設定アプリの一般、情報からモデル番号と容量を控える
- バッテリーの最大容量を確認する
- 写真や連絡先、アプリのデータをバックアップする
- iPhoneを探すをオフにし、Apple IDからサインアウトする
- SIMカードを取り出し、本体を初期化する
- 分割の支払い状況とネットワーク利用制限の状態を確認する
初期化の具体的な操作はiPhoneの初期化手順で解説しています。アクティベーションロックが残っていると査定に進めないため、サインアウトは必ず済ませてから発送してください。
まとめ
- 第1世代は4インチでイヤホンジャックがあり、外観ですぐ区別できる
- 第2世代と第3世代は見た目が同じため、設定アプリの一般、情報にあるモデル番号か、5G対応の有無で判別する
- 買取での評価は新しい世代ほど高くなりやすいが、SEは全体として控えめな水準になりやすい
- バッテリーの最大容量、Touch IDの動作、修理歴を確認し、申し込み時に正直に申告すると金額のぶれを抑えられる
世代さえ分かってしまえば、申し込み自体は難しくありません。手元のSEの状態を確認したうえで、条件の合うサービスを選んでみてください。
iPhone SEの売り先を、条件から選びましょう
比較ページでは、査定の進み方や申し込みから入金までの流れ、宅配と店頭の違いを整理しています。古い世代の端末を売るときの参考にもなります。
