スマホを売ろうと準備していると、同じ引き出しから使わなくなったiPadやAndroidタブレットが出てくることがあります。大きいぶん置き場所を取るので整理したいけれど、スマホの買取店で一緒に扱ってもらえるのかどうかが分からず、そのままになっている方も多いのではないでしょうか。
結論として、スマホを扱う買取店の多くはタブレットも受け付けています。ただし、タブレットにはスマホとは違う確認ポイントがいくつかあり、そこを知らないまま送ってしまうと、思っていた結果にならないことがあります。
この記事では、セルラー版とWi-Fi版の違い、Apple Pencilやキーボードといった付属品の扱い、アクティベーションロックの解除、そしてスマホと一緒にまとめて出すときの考え方を順に整理します。
iPadやタブレットもスマホと同じ窓口で売れる
スマホ買取を扱う店の多くは、iPadをはじめとするタブレットも取り扱い品目に含めています。中古のタブレットには、動画視聴用や電子書籍用、子どもの学習用、店舗の業務端末など幅広い用途があり、一定の需要が続いているためです。
特にiPadは、モデル名と世代、ストレージ容量、通信方式という条件がはっきりしているため、査定の基準が整理されている端末です。Androidタブレットも取り扱いはありますが、メーカーやモデルによって扱いの有無が分かれることがあるため、申し込む前に対象品目を確認しておくと確実です。
なお、タブレットは画面が大きいぶん、輸送中の破損リスクがスマホより高くなります。宅配で送る場合は、隙間に緩衝材を入れて箱の中で動かないようにするのが基本です。宅配と店頭の向き不向きは宅配買取と店頭買取の比較でも整理しています。
セルラー版とWi-Fi版で確認することが変わる
iPadやタブレットには、SIMを入れてモバイル通信ができるセルラー版と、Wi-Fiだけで使うWi-Fi版があります。この違いは査定の前提そのものを変えるため、まず自分の端末がどちらかを確かめておきましょう。
セルラー版はネットワーク利用制限の確認が必要
セルラー版はモバイル通信の機能を持つため、スマホと同じくIMEI(端末の識別番号)が割り当てられています。キャリアで分割払いで購入した端末なら、支払い状況によってネットワーク利用制限がかかる可能性があり、査定でもこの点が確認されます。
利用制限の記号の意味や、IMEIを使った確認方法は赤ロムとネットワーク利用制限の記事で詳しく解説しています。セルラー版を売る前に一度確認しておくと安心です。
Wi-Fi版は利用制限の対象外
Wi-Fi版はモバイル通信の機能を持たないため、ネットワーク利用制限という考え方自体が当てはまりません。キャリアの分割払いに紐づくこともないので、その点の心配は不要です。査定では、モデルと世代、ストレージ容量、外装とバッテリーの状態が中心の判断材料になります。
どちらのモデルかは、本体の背面や設定画面のモデル番号から判別できます。iPadなら設定アプリの一般から情報を開くと、モデル名やモデル番号、シリアル番号を確認できます。セルラー版であればここにIMEIの表示があり、Wi-Fi版には表示されません。
なお、セルラー版はSIMカードを入れたまま忘れているケースが少なくありません。発送前にトレイを開けてSIMを抜いておきましょう。契約が残っている場合は、解約や利用停止の手続きを済ませてから手放すのが安全です。
| 確認項目 | セルラー版 | Wi-Fi版 |
|---|---|---|
| モバイル通信 | SIMを入れて通信できる | Wi-Fiのみ |
| IMEIの有無 | あり | なし |
| ネットワーク利用制限 | 確認が必要 | 対象外 |
| SIMの抜き忘れ | 発送前に必ず確認 | スロットなし |
| 主な査定ポイント | モデル・容量・状態・利用制限 | モデル・容量・状態 |
Apple Pencilやキーボードなどの付属品はどう扱われるか
タブレットならではの論点が、周辺機器の扱いです。Apple Pencilや純正キーボードは、本体とは別に単体でも需要があるため、多くの場合それぞれ独立した査定の対象になります。本体に含めて評価されるとは限らない、という点がポイントです。
Apple Pencilは世代によって対応する本体が異なり、充電やペアリングの方式も違います。売る前に、本体側のBluetooth設定からペアリングを解除しておくとスムーズです。キーボード類も同様に、コネクタ部分の汚れや破損がないかを確認しておきましょう。
純正の箱、充電ケーブル、電源アダプタが残っていれば一緒に出すのが基本です。付属品がそろっていると加点の対象になる場合があります。付属品全般の考え方は付属品と査定の記事にまとめています。
なお、社外品のカバーやフィルム、保護ケースは基本的に評価の対象外です。無理に同梱せず、本体から外して手元に残しておくほうが整理しやすくなります。貼ったままの保護フィルムも、剥がしたときに画面の状態が分かるよう、事前に外して本体を確認しておくとよいでしょう。
アクティベーションロックの解除を忘れずに
iPadを売るうえで最も重要な準備が、アクティベーションロックの解除です。「探す」がオンのままだと、次に使う人が初期設定を進められないため、この状態の端末は受け付けてもらえないことがあります。
手順としては、設定アプリで自分の名前を開き、「探す」から「iPadを探す」をオフにし、Apple IDからサインアウトします。そのうえで、設定の一般にある「転送またはiPadをリセット」から、すべてのコンテンツと設定を消去します。基本的な流れはiPhoneと同じなので、iPhoneの初期化手順も参考になります。
Androidタブレットの場合は、設定からGoogleアカウントを削除したうえで初期化します。アカウントを残したまま初期化すると、再設定時に元のアカウント情報を求められる仕組みが働くことがあるため、順番を守ることが大切です。
スマホとまとめて出すときの考え方
スマホとタブレットが両方ある場合は、同じ買取店にまとめて出すほうが手間が少なくて済みます。申し込みや本人確認、入金の手続きが一度で済み、宅配なら送料の負担も1回分にまとまるためです。
ただし、まとめれば必ず有利になるわけではありません。買取店によって得意な品目は違い、スマホは強いけれどタブレットの取り扱いは限定的、という店もあります。手持ちの中で金額が大きくなりそうな端末がどれかを考え、その端末を得意とする店を軸に選ぶのが現実的です。
複数台を送る場合は、端末ごとに保護材で包み、緩衝材を入れて一つの箱にまとめます。査定結果は端末ごとに提示されることが多いため、どの端末がいくらだったかを後から確認できるよう、送った端末の型番とシリアル番号を控えておくと安心です。
また、まとめて出すときほど、1台ずつの初期化と利用制限の確認を丁寧に行っておく必要があります。1台でも準備が漏れると、その端末だけ手続きが止まり、全体の入金が遅れることがあるためです。
まとめ
iPadやタブレットの買取について、押さえておきたい点を整理します。
- スマホ買取を扱う店の多くはiPadやタブレットも受け付けている
- セルラー版はIMEIがあり、ネットワーク利用制限の確認が必要。Wi-Fi版は対象外
- Apple Pencilやキーボードは本体とは別に評価されることが多く、あわせて出すとよい
- 「探す」をオフにしてサインアウトし、初期化まで済ませることが必須に近い
- スマホとまとめて出すと手続きは楽になるが、取り扱い品目の広さは店ごとに違う
